Hurricane Sandyによる米国の研究者の被害について

日本分子生物学会の会員の皆様へ

特定非営利活動法人 日本分子生物学会

みなさまもご存知のように、先月末に米国東海岸をHurricane Sandyが襲い、甚大な被害をもたらしました。未だ(11月9日現在)でも停電している地区もあると聞き及んでおります。さらにここ数日は冬の嵐が到来し、さらに困難に拍車をかけています。

特にNew York(NY)市のマンハッタン地区、中でもlower Manhattan地区では冠水などの甚大な被害を受け、ライフラインなどの復旧もままならない状態です。一般の市民のみならず、研究施設や我々の同僚である研究者たちもさまざまな被害にあい、その中で助け合いながら、少しずつ日常の回復に日々格闘している状態です。

研究施設の中でもNew York University(NYU)は多大な被害を受けて未だに多くの研究室が電気などのライフラインなどの回復が遅れているため研究すらままならない状態です。特に、NYU Medical Centerのマウスの施設は水浸しになり、10,000匹以上のマウスを喪失してしまったようです。

また、NYUなどへ留学中の日本人研究者や学生も研究や生活の上でも困難を窮めているとも聞いております。

一方、被害の無かったNY市の研究機関や研究者を中心に全米から被害のあったNYUなどの研究者への支援体制を整えつつあるのも事実です。

遠い日本からできることは限りがあるは思いますが、今一度、我々の同僚である研究者が困っている現状を顧み、自らが出来ることを会員のみなさまが行動して頂ければ、と思います。