第42回(2019年)日本分子生物学会年会において、日本分子生物学会・日本生態学会合同企画ワークショップ「分子生物学vs.生態学:異種格闘技戦(Molecular Biology vs. Ecology: Same Topic, Different Perspective)」が行われます。多くの方のご参加をお待ちしています。
日時:2019年12月5日(木)9:00~11:30
会場:福岡国際会議場2階203(第14会場)(3AW-14)
オーガナイザー:杉本 亜砂子(東北大学)、占部 城太郎(東北大学)
概要:ゲノム解析技術の発展により、生態学的観点を含んだ分子生物学研究や分子生物学的手法を活用した生態学研究が増加しつつある。分子生物学者と生態学者が目指す到達点はどこなのか? その連携により新たな研究潮流は誕生し得るのか? 本ワークショップでは、3つのトピックをモデルケースとして、分子生物学者と生態学者の視点・アプローチの違いや両分野の有機的な融合研究の可能性について議論したい。
トピック:
1 先鋒 『植物の自己と非自己』 藤井 壮太(分生)vs. 山尾 僚(生態)
2 中堅 『寄生虫と宿主』 嘉糠 洋陸(分生)vs. 佐藤 拓哉(生態)
3 大将 『貝の形態』 近藤 滋(分生)vs. 千葉 聡(生態)
第66回日本生態学会大会(2019年3月15日(金)~19日(火)、神戸ポートアイランドで開催予定)において、本学会との合同・連携企画シンポジウムが行われます。
詳細は第66回日本生態学会大会ホームページをご確認ください。
http://www.esj.ne.jp/meeting/66/jp/
【合同企画】
・ME01:非モデル生物を用いた環境適応の分子基盤研究:分子生物学者と生態学者と共同研究とは
企画者:河田雅圭(東北大学大学院生命科学研究科)・杉本亜砂子(東北大学大学院生命科学研究科/日本分子生物学会前理事長)
日時:2019年3月16日(土)〔会期2日目〕9:30-12:30
会場:神戸国際会議場メインホール(Room A)
【連携企画】
・ME02:生物の多様な環境応答:その制御機構解明のための多様な分子生物学的アプローチ
企画者:宮川一志(宇都宮大学)
日時:2019年3月17日(日)〔会期3日目〕9:30-12:30
会場:神戸国際会議場301(Room B)
・ME03:環境DNA研究のフロンティア:生態学と分子生物学からのアプローチ
企画者:土居秀幸(兵庫県立大・院・シミュレーション)・源利文(神戸大・院・発達)・岩崎渉(東大・院・理)
日時:2019年3月19日(火)〔会期5日目〕9:30-12:30
会場:神戸国際会議場メインホール(Room A)
なお、これらの企画については以下の記事でも紹介されています。
日経バイオテクONLINE 2019年2月28日付
『生態学会が分子生物学会と連携したシンポジウムを3月の大会で3件開催』
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/19/02/27/05325/
※記事閲覧は一部有料となります。
分子生物学と生態学は、ゲノム情報の蓄積とその解析技術の進歩により急激にその距離を縮めつつあります。分子生物学者は非モデル生物を扱いはじめ、生態学者は分子生物学的手法を取り入れてきました。分子生物学と生態学が手を結ぶことで生物学の未開拓領域に切り込めるでしょうか?
日本分子生物学会と日本生態学会の合同企画として、ワークショップでは両分野の融合的研究の最前線を紹介します。続いて行われるフォーラムでは、分子生物学×生態学の今後のさらなる融合や共同研究への発展について議論します。両分野を代表するパネリストからの情報提供を元に、パネルディスカッションを行います。
【ワークショップ】分子生物学×生態学:生物学を原点に回帰する
日時:2018年11月28日(水)17:30~19:00
会場:パシフィコ横浜 会議センター3階301(第2会場)
オーガナイザー:杉本亜砂子(日本分子生物学会理事長・東北大学)、占部城太郎(日本生態学会会長・東北大学)
【フォーラム】分子生物学×生態学:生物学を原点に回帰する Part II
日時:2018年11月28日(水)19:15~20:45
会場:パシフィコ横浜 会議センター3階301(第2会場)
オーガナイザー:荒川 和晴(慶應義塾大学先端生命科学研究所)、東樹 宏和(京都大学)
本合同企画が今後の生物学を支える新たな共同・融合研究へと繋がるきっかけとなれば幸いです。多くの方のご参加をお待ちしています。
※ フォーラム会場にて軽食(サンドウィッチ・ジュース)をご用意いたします。(先着順/数に限りがありますこと、ご了承ください)
日本分子生物学会と日本生態学会は、両学会会員の交流と将来の共同研究推進のため連携することになりました。CRISPR/Cas9などにより非モデル生物の遺伝子操作が可能となりつつあること、生態学分野においても分子生物学的手法が用いられる機会が増加していることなどから、両学会の人材交流により新たな研究分野の創出につながることを期待しています。
生態学会会員(正会員、学生会員)の方は分子生物学会の第41回年会(2018年11月・横浜)、第42回年会(2019年12月・福岡)に分子生物学会会員と同じ資格・参加費で参加することができます。また、分子生物学会年会および生態学会大会において、合同企画ワークショップやフォーラムを開催する予定です。
日本生態学会ホームページ
http://www.esj.ne.jp/esj/