各セッションの全文記録(PDF)を掲載しました。
※会員の方の意見を広く募集するために、本フォーラム専用の掲示板を設けました。
全文記録(PDF 327KB)
全文記録(PDF 291KB)
全文記録
日本語版(PDF 307KB) 英語版(PDF 131KB)
全文記録(PDF 337KB)
全文記録(PDF 335KB)
全文記録(PDF 328KB)
2014.3.28
(2014.4.4一部追加)
研究の現場で研究主宰者は研究の公正性を守るために何をすべきか?また、近年、研究の専門性を高め、その範囲を広げるために単独の研究室だけでは研究の遂行が困難になっており、共同研究の必要性が高まっているが、そのときに共同研究者がその研究の公正性を確保するためにどうすればよいのかを議論する。
不正に直面した場合に、研究機関の責任とその対応のあるべき姿について議論する。機関での調査手続きや公表手続きなどについて紹介してもらい、今後の当該機関の対応の理想形について議論する。
Nature誌編集者等を招き、ジャーナルがどのような形で研究を評価し、発表論文に問題が有った場合にどのように対処し、どのように不正を防止するのか、について説明を求め、そのあり方について議論する。特定のジャーナルに見られるメガコレクションの科学的正当性や、ジャーナルの研究発展における役割についても議論する。
文科省/JST/JSPSの対応:文科省/JST/JSPSなどの研究費配分や政策を決める機関の関係者に来ていただき、このような機関が不正防止のために何ができるかを議論する。他国の対応、第3者調査機関の設立の是非、研究費の返還の実態などについての講演や議論を深める。
過去の不正の事例をもとに、今後の有効な不正防止対策を議論する。
各セッションの総括を行い、それをもとに今後の対策や、学会としての対応方法について議論をさらに発展させることを目指す。特に松澤氏の講演を踏まえ、日本版ORI(公正局)が必要か議論するのも1つの方向性。
2013.12.16
近年、研究の発展を阻害するような研究不正が続発し、研究者に対する信頼性が大きく揺らいでいます。ライフサイエンスの研究成果が、医療技術や薬の開発などを通して社会と直結する現代において、研究の公正性を確保することは絶対的に必要です。研究不正を防ぐための何らかのルール・仕組みを、早急に作ることが必要ですが、その任務を主導するべきは我々科学者であると考えます。なぜなら、我々は当事者であり、我々だけが、不正に関する種々の事情を正確に理解し、適切に対応できるからです。もし、我々がこの危機に対して何もしなければ、外部から新しいルールを押しつけられることは間違いなく、それが、不合理で研究の障害になったとしても、何一つ文句は言えません。このフォーラムでは、これまでの様にスローガン的な結論を出すのでなく、過去の不正事例を検討し、どうすれば不正を減らすことができるかに関する具体的な提案につなげることを目的とします。また、それによって、この問題に対して科学者社会に、健全な自浄作用が保持されていることを一般社会に向けて表明したいと考えます。
本フォーラムは、漠然とした一般論に陥ることなく、不正を減らせるような具体的な提案につなげるため、テーマを絞った6つの独立したセッションから構成されています。各セッションのテーマに適した人材を講演者、パネラーとして招聘し、基本的に講演以外は自由討論という形で議論を深めます。講演を含む、全発言は全文記録し、不適切発言などを削除した後、全面公開します。また、サイエンスライター(2名程度)に記録をお願いし、客観的な立場からまとめをお願いすることを計画しています。
なお、このフォーラムは糾弾のためにあるのではなく、あくまでも未来に向けての改善策を探る事が目的です。このことは、フォーラム参加者全員がしっかりと心にとめておいていただけるよう、お願いいたします。
重要な関係者に参加をいただくべく、様々な働きかけをしておりますが、内容の詳細は確定次第こちらのページにアップデートしてまいります。
2013.11.1
研究倫理委員長 小原 雄治
理事長 大隅 典子