日本分子生物学会 第14期第3回評議員会報告

日 時:2005年12月6日(火)15:30~18:30

場 所:シーホークホテル&リゾート「ボードルーム」(3階)

出席者:花岡文雄(会長)、阿形清和、石川冬木、後藤由季子、島本 功、田賀哲也、竹市雅俊、田矢洋一、辻本賀英、中山敬一、鍋島陽一、本庶 佑、柳田充弘、山本 雅(2007年会長兼)、永田恭介(庶務幹事)、菅澤 薫(会計幹事)、上村 匡(編集幹事)、桂  勲(広報幹事)、本間道夫(集会幹事)、山梨裕司(集会幹事)、町田泰則(2006フォーラム代表)、佐方功幸(2005年会長)、藤木幸夫(2005副年会長)、磯野克己(2005年会特別委員)、中西重忠(2006年会長)、富澤純一(Genes to Cells編集長)、山本すみ子(Genes to Cells編集室)

以上27名

欠席者:秋山 徹、大隅典子、岡野栄之、押村光雄、影山龍一郎、勝木元也、郷 通子、小原雄治、田中啓二、谷口維紹、水野 猛、宮園浩平、山村研一、山本雅之

以上14名

事務局:福田 博、山口 恵子(事務局)

 

本評議員会成立について:

   永田庶務幹事より、評議員14名、幹事6名、報告議題関係者等7名が出席し、委任状14名を受理しており、本評議員会は細則第4章第12条により成立する旨、報告された。
 

議 事:

1.報告事項

 1)辻本賞推薦委員長より各種学術賞の推薦状況について、また石川研究助成選考委員長より各種研究助成候補の推薦状況や結果等について、それぞれ報告された。

 2)菅澤会計幹事より2005年度会計収支中間報告がなされた。

 3)佐方第28回年会長より、演題投稿数が初めて4000題を超えたことなど、資料に基づき準備状況の報告がなされた。
 引き続き磯野年会特別委員より、第28回年会Web投稿結果(投稿状況の時間経過、カテゴリー別投稿数等)の説明がなされた。

 4)中西第29回年会長より、第29回年会(第20回国際生化学・分子生物学会議)について、若い研究者がより高い関心を抱き参加できるよう準備を進めていることが報告された。同国際会議会長を兼任する本庶評議員からも、数々の新しい試みに取り組んでいるとの補足説明がなされた。
 引き続き永田庶務幹事(IUBMB組織委員会オブザーバー兼)より、評議員・幹事各位にはIUBMB2006「登録推進委員」(本学会会員に対してIUBMBへの参加を推奨いただく)に就任頂きたいこと、さらに各評議員・幹事より登録推進委員2名を推薦してほしいとの組織委員会からの要望の説明がなされ、承認された。第29回年会の演題締切の期日(2006年1月31日)が迫っており、その旨のお知らせを会員あてにメール配信にて通知することとなった。

 5)山本第30回年会長より、第30回年会は2007年12月12日(水)~15日(土)の期間、パシフィコ横浜で開催される予定であり、若い研究者の発表機会を増やすという点で第29回年会を引き継ぐ形にしたいとの報告があった。

 6)町田2006フォーラム代表より、2006年12月6日(水)~8日(金)の期間、名古屋国際会議場で開催される同フォーラムについて報告があった。

 7)上村編集幹事よりGenes to Cellsの購読状況についての説明があった。また富澤純一編集長より刊行状況、審査状況等について詳細説明がなされた。日本人研究者から質の高い投稿が多く寄せられているとの報告がなされ、また長年協力頂いた編集委員への謝辞が述べられた。引き続き、柳田新編集長より新編集部の準備状況につき説明が行われた。

 8)花岡会長(大隅男女共同参画委員長代)より、男女共同参画委員会の活動状況ならびに、同委員会のまとめた「ライフサイエンスの分野における男女共同参画の推進に関する提言」(大学・研究機関等に対しての要望)の改訂版における主な変更点の説明がなされ、同委員会委員を兼任する後藤評議員からも補足説明があった。また本年10月より本学会が「男女共同参画学協会連絡会」(加盟学会27、オブザーバー学協会20)の幹事学会を引き受けており、大隅評議員が同連絡会委員長、大坪久子会員が同副委員長に選出されている旨説明がなされた。

 9)第20期日本学術会議会員を兼任している本会評議員のうち出席者であった4氏から、同会議の動向について報告がなされた。
 

2.協議事項

 1)菅澤会計幹事より2006年度事業計画および予算案が諮られ承認された。

 2)日本分子生物学会三菱化学奨励賞選考に際しての基準/規則に関する資料(再)が配布され、辻本賞推薦委員長より説明がなされた。討議の結果、再検討することとした。

 3)第31回(2008年)年会については、年会長を大阪大学長田重一教授に依頼することが諮られ、承認された。
 引き続き、山本第30回年会長より、第30回および第31回年会の開催形態につき、(社)日本生化学会との合同開催の提案(可能性の有無を含め)がなされ、種々の意見交換が行われた。本評議員会においては、「年会運営は年会長の責任のもとに企画開催される」といった従来の原則確認にとどまり、引き続き検討を重ねることとなった。

 4)2007年春季シンポジウムについて、世話人を徳島大学塩見春彦教授に依頼することが諮られ、承認された。

 5)花岡会長より、学会の法人化を含め、本会が直面するいくつかの案件の説明があり、討議の結果前向きに検討することとなった。会長の諮問機関として「将来計画検討委員会」を発足し、同委員会にて今後検討することとなった。委員会構成についても提案が行われ、承認された。
〔将来計画検討委員会:阿形評議員、岡野評議員、後藤評議員、山本(雅之)評議員、磯野年会特別委員、上村編集幹事、永田庶務幹事〕
 

3.その他
 2006年1月よりGenes to Cells編集長が富澤編集長から柳田充弘編集長へ代わることに際し、本評議員会にて両編集長の引継ぎ挨拶が行われた。創刊より長年に亘り尽力を賜った富澤編集長へ、本会を代表し、花岡会長より記念品が贈られた。同様に花岡会長より、編集業務に長年ご尽力頂いた山本すみ子氏へ感謝状が手渡された。