特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第20期・第21期 合同理事会記録

日 時:2018年11月27日(火)13:30~18:00

場 所:パシフィコ横浜会議センター 5階「511+512」

出席者:第20期
杉本亜砂子(20期理事長)、小林武彦(20期副理事長)、小安重夫(20期副理事長)、阿形清和(21期理事長)、石川冬木、稲田利文(庶務幹事兼)、上田泰己、木村 宏、後藤由季子、小原雄治、塩見春彦(広報幹事兼)、中島欽一、中山敬一、正井久雄、三浦正幸(会計幹事兼)、水島 昇、岡田清孝(監事)、深川竜郎(庶務幹事)、井関祥子(集会幹事)、石野史敏(41回年会長)
印は21期継続理事)
第21期
荒木弘之、一條秀憲、上村 匡(43回年会長、編集幹事兼)、倉永英里奈、近藤 滋、佐々木裕之(42回年会長)、原 英二、本橋ほづみ、以上28名

欠席者:第20期
五十嵐和彦、大隅典子、貝淵弘三、影山龍一郎、菊池 章、胡桃坂仁志、白髭克彦、菅澤 薫、仲野 徹、鍋島陽一、西田栄介、深水昭吉、山本 卓、吉田 稔、近藤寿人(監事)
印は21期継続理事)
第21期
斎藤通紀、佐谷秀行、塩見美喜子(44回年会長)、吉森 保、以上19名

事務局:福田 博(記録)、並木孝憲、山口恵子、金子香奈里
 

本理事会成立について:
 稲田利文庶務幹事より、理事24名、監事1名、幹事2名、年会長1名が出席し、委任状10名(理事)を受理しており、本理事会は細則第4章第8条により成立する旨報告された。

議事録署名人の選任について:
 杉本亜砂子理事長より、議事録署名人として、後藤由季子理事と原英二理事が指名され、承認された。
 

議 事:
 

1.報告事項
 

1)20期執行部報告(理事長、庶務幹事、広報幹事)

 ①理事長報告
 杉本理事長より20期の活動全般につき報告が行われた。

(ⅰ)2017年12月、昨年の定例理事会で「第20期国際化対応ワーキンググループ答申」が承認されており、同骨子版をホームページで公開している。

(ⅱ)本学会は2018年に創立40周年を迎えた。執行部では節目となる記念事業として、我が国の分子生物学草創期からの歴史に詳しい6先生(関口睦夫 氏、由良 隆 氏、小川英行 氏、大石道夫 氏、石浜 明 氏、吉田光昭 氏)による記念対談を企画・実施した。この夏、6セッションすべての記念対談が終了し、会報・ホームページにその内容を公開した。様々なエピソードも含めたいへん読み応えのある対談記事となっているので、ぜひお読みいただきたい。

(ⅲ)災害対応について

・2018年6月の大阪北部地震に際し「復興支援ネットワーク掲示板」を設置した。

・2018年7月の西日本豪雨災害、および9月の北海道地震により被災された学生会員の第41回年会参加登録費を免除した(45名)。

(ⅳ)日本生態学会との連携について
分子生物学会と日本生態学会は、両学会会員の交流と将来の共同研究推進のため連携することになり、本年1月に正式な覚書を取り交わした(有効期間は2020年3月末まで)。CRISPR/Cas9などにより非モデル生物の遺伝子操作が可能となりつつあること、生態学分野においても分子生物学的手法が用いられる機会が増加していることなどから、両学会の人材交流により新たな研究分野の創出につながることを期待している旨の説明がなされた。
 同契約により、生態学会会員(正会員、学生会員)は分子生物学会第41回年会(2018年・横浜)、第42回年会(2019年・福岡)に分子生物学会会員と同じ資格・参加費で参加することができる。本年会および生態学会大会において、合同企画ワークショップやフォーラムを実施していく。

②会員現況
 稲田庶務幹事より、2018年11月1日現在の会員数につき以下のとおりに報告がなされた。参考資料として、ここ6年の演題申込み時期の入会者数推移の資料が配られ、説明が行われた。

名誉会員0名
正 会 員8,763名(海外在住196含む)
シニア会員64名
次世代教育会員15名
学生会員4,034名(海外在住52含む)
賛助会員23社 
合 計12,899名(前年総会対比、+11)

(*上記以外に所定の手続きによる休会者56名あり)

③生物科学学会連合について
 杉本理事長より、10月1日に開催された生科連公開シンポジウム「持続可能な社会を目指して生物科学は何ができるのか」について報告がなされた。同シンポジウムでは各加盟学会代表によるスピーチ(学会の紹介、活動概要等)が行われた。
 続いて、稲田庶務幹事より、同日に行われた生科連定例会議において、同連合の次期代表(任期:2019年1月より2年)に小林武彦氏が選出されたことが報告された。

④ホームページについて
 塩見春彦広報幹事より学会HPの運用状況についての説明が行われた。各ブラウザのセキュリティ対応のため、本年6月より常時SSL化を実装している。2018年度中に317件の記事(人材公募が約4割、関連シンポジウム情報が約3割)を掲載したことが報告された。

⑤本庶佑特別教授 ノーベル生理学・医学賞受賞報告
 本庶佑元役員がノーベル賞を受賞されたことは誠に喜ばしいことであり、学会としてホームページに理事長からの祝意を掲載し、同時に京都大学サイトにリンクを貼った旨塩見広報幹事より報告された。
 

2)第41回(2018年)年会について
 石野史敏第41回年会長より、配布資料に基づき準備状況の報告がなされた。一般演題投稿数はLate-breaking を含め2872題、そのうち163演題は公募ワークショップに採択された。事前参加登録は4429名、企業展示は369小間となり、運営全体として順調に準備が進んでいることが報告された。(*当日参加を含め、最終の参加者数は7519名であった)
 本年会のテーマには「日本からオリジナリティーを発信しよう」を掲げている。現代の科学は西洋思想に基づいて成立したものだが、日本人の自然や生物への向かい合い方は独特であり、それが実験の発想、結果の解釈などにも微妙な影響を与えていると考える。我々が「自らの好奇心を追求する研究を深める」ことこそが「日本からのオリジナリティーを生み出す」ことにつながると感じている。年会ポスターにクロード・モネの代表作の一つ「ラ・ジャポネーズ」を採用したのも、そのような意図を込めている。
 本年会では昨年に引き続き、午後一番の年会のメインの時間帯にポスター発表時間を設定した。Late-Breaking Abstractsを含め全てのポスター発表にディスカッサーを配置した。分子生物学会年会の原点である活発な議論を十分に堪能してもらいたいと考えている。さらに注目してほしい点は、シンポジウム・ワークショップ全体の1/3で、女性・若手がオーガナイザー・座長を務めていることである。国際学会と比較するとまだ十分ではないが、この流れが日本の学会の新しい形になっていくことを期待している。
 なお、海外若手研究者招聘企画である留学中の海外会員の発表支援を、執行部からの要請を受け本年会で復活させた。また、今年は西日本豪雨、北海道地震、数々の台風など多くの災害に見舞われた年となったが、被災された学生会員には、例年通り参加費免除の対応をしたことが報告された。
 明日からの年会運営に際し、理事各位のご協力をお願いしたい。
 

3)第42回(2019年)年会準備状況
 佐々木裕之第42回年会長より2019年の年会準備状況につき報告がなされた。

○会期:2019年12月3日(火)~6日(金)(4日間)

○会場:福岡国際会議場・マリンメッセ福岡

○組織委員会:

年会長佐々木裕之(九州大学)
組織委員長中島欽一(九州大学)
プログラム委員長 伊藤隆司(九州大学)
組織委員石野良純(九州大学)、上田直子(崇城大学)、中山敬一(九州大学)、丹羽仁史(熊本大学)、馬場健史(九州大学)、望月敦史(京都大学)、諸橋憲一郎(九州大学)

 第42回年会は7年ぶりに福岡で開催することとなる。前回の福岡年会でIT化が推し進められたが、今回も人工知能や新たな技術による学問分野の変貌を踏まえて「分子生物学のネクストステージ」を基調コンセプトとした。
会報と年会ホームページで広報したとおり、組織委員・プログラム委員による指定シンポジウムは16企画を予定している。ワークショップについては、すでに会員からの企画公募の受付を開始した。1テーマあたり150分の時間枠で最大80テーマを採択予定である。<1月31日締切>
 今年と同様に、一般演題(ポスター発表)にはポスターディスカッサー制を導入する。4日間で300名近い方にポスターディスカッサーをお願いすることとなるので、理事各位には、ぜひディスカッサーへの就任・推薦に協力いただきたい。
 本年会では、当初、年会運営業務をエー・イー企画に、展示・広告等の企業協賛業務を日本コンベンションサービス(JCS)に分割して委託していたが、この1年間の準備期間中の仕事ぶりに鑑み、JCS社の業務委託契約を解除し、企業協賛業務についても一括してエー・イー企画へ委託することとなったことが報告された。
 

4)第43回(2020年)年会準備状況
 上村匡第43回年会長より2020年の年会準備状況につき報告がなされた。

○会期:2020年12月2日(水)~4日(金)の3日間

○会場:神戸ポートアイランド

○年会組織:

年会長上村 匡(京大・院生命)
組織委員長萩原正敏(京大・医)
プログラム委員長井垣達吏(京大・院生命)
組織委員河内孝之(京大・院生命)、柳田素子(京大・医)
プログラム委員跡見晴幸(京大・工)、永樂元次(京大・ウイルス再生)、 CARLTON, Peter(京大・院生命)、斎藤通紀(京大・医)、杉村 薫(京大・iCeMS)、土居雅夫(京大・薬)、杤尾豪人(京大・理)、由里本博也(京大・農)、山本拓也(京大・CiRA)
他27名

 ボトムアップの基礎研究を取り巻く情勢の中で、研究テーマやアプローチの多様性が醸し出す華やかさと未来への期待を象徴的に表す年会テーマ(日本語と英語)を検討中である。指定シンポジウムと公募ワークショップのいずれも、発表は英語で行う予定である。
 プログラムに関連して、キャリアパス委員会企画ランチョンセミナー2枠のうち1枠は、海外での研究をテーマとしたHFSP関連企画として開催することが説明された(2017年12月理事会承認済み)。本件については、キャリアパス委員会に相談しながら企画を進めたい。
 また、神戸会場(口頭発表会場)でのスライド視聴環境の改善に向けて、運営会社と詳細を検討中であることが報告された。
 

5)第44回(2021年)年会準備状況
 小林武彦組織委員長(塩見美喜子第44回年会長代理)より2021年の年会準備状況につき報告がなされた。

○会期:2021年12月1日(水)~3日(金)

○会場:パシフィコ横浜

○組織委員会:

年会長塩見美喜子(東大・院理)
組織委員長小林 武彦(東大・定量研)
プログラム委員長胡桃坂仁志(東大・定量研)
組織委員東山 哲也(名大・トランスフォーマティブ生命研)
IT担当岩崎 由香(慶大・医)

今後、若干名の組織委員を追加して、来年以降、開催形式などの基本方針を決定し、準備をスタートする予定である。
 

6)理事選挙結果報告
 稲田庶務幹事より第21期理事選挙結果の報告がなされた。2018年10月31日に東京で開催された第21期新理事会準備会議において、阿形清和氏が第21期理事長に選出された。
 関連して、本年11月より、会員専用ページへのログインパスワード再発行の手続きが、従来の書面申請からオンライン手続きにシステム変更されたことが杉本理事長から報告された。理事選挙投票には会員番号とログインパスワードが必要であるが、今回のシステム変更により、次回以降、選挙投票率が少しでも上がることを期待したい。
 

7)上村匡編集幹事より、配布資料に基づき、学会誌『Genes to Cells』の編集報告が行われた。
 本年4月に西田栄介編集長が就任された。「研究者コミュニティから信頼されるジャーナルとして、今後もこの伝統を絶やすことなく、著者や読者の皆様とのフレンドリーなコミュニケーションを通じて、愛されるジャーナルとして益々成長させ、次世代に引き継いでいく所存である。」(編集長メッセージより)のとおり、理事各位には引き続きの支援をお願いしたい。
 編集業務であるが、8月には原著論文(Original Article, Brief Report)の処理がさらに迅速化し、採択から数日後に原稿のまま早期出版され、同時にPubMedにも登録・検索可能となったことが報告された。
 また、伝統絵画のなかに生命科学の遊び心を加えた本誌の表紙デザインは、8年目の今日でも高い評価を得ている。表紙ができるまでの裏話を盛り込んだタペストリーは、第41回年会においても直近3年分の36作品を展示するので、ぜひご覧いただきたい。表紙デザインに関するアイディアがあれば、ぜひ編集室または編集幹事までお寄せいただきたい。
 

8)各種学術賞、研究助成候補への学会推薦状況について
 後藤由季子賞推薦委員長より、2018年に本学会より推薦した各種学術賞候補者について報告がなされた。
 引き続き、影山龍一郎研究助成選考委員長代理の木村宏委員(理事)より、2018年の研究助成推薦状況と結果等について報告が行われた。
 

9)キャリアパス委員会報告
小林武彦キャリアパス委員長より、配付資料に基づき委員会の活動内容が報告された。

①「第4回 日本分子生物学会 男女共同参画実態調査報告書」作成について
男女共同参画学協会連絡会が2016年秋に実施した大規模アンケートについて、分子生物学会会員分の回答データ1,788件を入手し、その回答結果に特化して集計・分析を行った。キャリアパス委員会内に解析WGを設置して、一次集計は外注し、分析・まとめをWGが担当した。報告書は本年11月に完成し(PDF版を学会HPに掲載し)、本委員会企画ランチョンセミナーで概要を紹介する予定である。

②男女共同参画学協会連絡会関連報告

(ⅰ)「女子中高生夏の学校2018~科学・技術・人との出会い~(夏学)」参加協力
 「夏学」は理系分野の学会が集まり、女子中高生の理系進路選択・キャリア形成を支援する2泊3日の合宿形式のイベント(2018年は8月9~11日に国立女性教育会館で実施)である。本学会は会期2日目のサイエンスプログラム「ポスター・キャリア相談」に参加し、その内容は次のとおりであった。
『モデル動物を用いた不妊原因を明らかにする基礎研究』
協力参加者:井関祥子会員(キャリアパス委員/医科歯科大)、梶田美穂子会員(医科歯科大)<ポスター作成協力:金井正美会員・鈴木仁美氏(医科歯科大)>

(ⅱ)学協会連絡会;正式加盟学会からオブザーバー学会への変更について
生命科学系分野において男女ともに進学・就職や基礎研究の継続等が厳しい状況の中、若手全体のためのサポートや取り組みに、より力を入れることもまた急務となっていることから、この夏、学会内で限られた金銭的・人的資源の配分についての見直しが行われた。20期執行部からの要請を受けてキャリアパス委員会で検討し、『連絡会への参加形態をオブザーバーへ変更することで、担当委員・学会事務局の業務が軽減されれば、本学会あるいは生命科学分野固有の男女共同参画・キャリアパスに関する課題に、より積極的に取り組み発信することが可能となるのではないか』との結論に至った。この答申をもとに第20期理事会でメール審議が行われ、オブザーバー学会へ変更することが決定している。変更届は連絡会第16期第3回運営委員会(8月24日)にて承認されたことが報告された。

(ⅲ)年会に関連して

 ・演題発表者の属性調査
例年同様、演題登録ページに属性調査項目を設定し、研究者の属性に関するアンケートを実施した。今年はシンポジウム・ワークショップのオーガナイザーおよびスピーカーの男女比率が、正会員の比率(男性:女性=77%:20%〔データなし3%〕)に近い値となった。今後もぜひ維持していただきたい。

 ・年会託児室
横浜開催の年会では会期3日でのべ40名程度の利用となっている。今年は2016横浜年会と同じ(株)ファミリー・サポートに委託した。

 ・年会企画事前アンケート(2018年8月30日~9月12日)の結果報告
キャリアパス委員会主催ランチョンセミナー2018の事前アンケートとして『研究にまつわるお金の話』に関するアンケートを実施した。学生/NPI/PIそれぞれの事情を調査した。回答者は608名で、調査結果は学会HPに掲載している。興味深い結果内容、そのポイントについて説明がなされた。

本年会において、以下2企画のランチョンセミナーを開催するので、理事各位においては積極的に参加いただきたい。

○『日本の基礎生命科学の源流と未来』(会期初日/11月28日)

○『研究にまつわるお金の話』(年会2日目/11月29日)
 

10)研究倫理委員会報告
 塩見春彦研究倫理委員長より、年会初日夜に開催する研究倫理フォーラムの内容につき説明がなされた。

○研究倫理委員会企画・研究倫理フォーラム「ラボノートの書き方、生データの記録や保存の仕方」

・日時:11月28日(水)19:15~20:45

・場所:パシフィコ横浜会議センター(第5会場)
<講演>
「ラボノートの管理と活用~知的財産の観点から~」
隅藏康一(政策研究大学院大学)
<聴衆参加型ディスカッション>
ファシリテーター:塩見春彦(研究倫理委員長)、木村 宏(同委員)、胡桃坂仁志(同委員)、菅澤 薫(同委員)、阿形清和(次期理事長)

 今回は「ラボノートの書き方」を「なぜラボノートを取るのか」という実用的な切り口から知るためのアプローチとして、知財の専門家を招き、ラボノート、データ、サンプルの管理について考える内容となっている。特許など知財の基準からはどのようなラボノート、データ、サンプルの管理が求められていて、それに対して研究の現場では実際のところどのように運用されているのか。「データをどう残していくか」というのも大きな課題である。中長期的にみると今後大部分のラボで電子ラボノートへと移行することが予測できるが、現状での電子ラボノートのメリットや可能性、今後起こりうることや問題点、注意点などについてディスカッションしたいと考えている。理事関係者においてもぜひ積極的に参加いただきたい。
 

11)富澤基金・基金運営委員会報告
 小原雄治基金運営委員長より、富澤基金による第8回(2018年)日本分子生物学会 若手研究助成結果につき報告がなされた。

(ⅰ)第8回応募の受付期間: 2018年1月15日~2月9日

(ⅱ)応募総数:105名(男性81名、女性24名 ※性別は名前からの推定による)

(ⅲ)選考:
・第1次審査:書類審査
・第2次審査:5月12日、8名のヒアリングを実施

(ⅳ)審査経過と第8回助成対象者:
 審査経過詳細については、会報120号(2018年6月号)に結果報告を掲載済みであるので参照されたい。第8回若手研究助成の助成対象者は以下の4氏である。

 ○小田裕香子(京都大学ウイルス・再生医科学研究所)
バリア形成機構の解明
Dissecting the organization mechanism of the barrier

 ○久保 郁(国立遺伝学研究所)
視覚情報処理を制御する神経回路の機能と結合様式の解明
Function and connectivity of the optic flow processing circuit in the zebrafish pretectum

 ○後藤彩子(甲南大学理工学部生物学科)
アリ科女王の長期間の精子貯蔵機能に関与する分子の特定
Identification for molecules related to long-term sperm storage in ant queens

 ○深谷雄志(東京大学定量生命科学研究所)
エンハンサーによる転写制御ダイナミクスの統合的理解
Elucidating enhancer dynamics in transcriptional regulation

2011年度より実施している本事業は10年間の助成であるので、残すところあと2年となった。来年も応募要項に従って奮って応募いただきたい。
 

12)第7回(2019年)国際会議支援選考結果報告
 石川冬木国際会議支援選考委員長より、第7回目となる国際会議支援についての選考結果について報告された。本年の応募は1件で、選考委員会における慎重な審査を経て、理事長承認のもと、以下の会議が採択された。

≪会議名称≫
(和文)国際トランスジェニックテクノロジー学会・第15回トランスジェニックテクノロジー会議(TT2019)
(英文)The 15th Transgenic Technology Meeting (TT2019), the International Society for Transgenic Technologies (ISTT)

開催責任者:古田泰秀(理化学研究所 生命機能科学研究センター・チームリーダー)
会  期:2019年4月7日(日)~10日(水)
会  場:神戸国際会議場
助成金額:250万円

 続いて、石川委員長より本事業についてここ数年応募が少ない状況が続いているので、学会として国際戦略を示されたほうがよいのでは、といったコメントが提出された。この点に関して意見交換が行われ、引き続き、次期理事会において注視していくことが確認された。
 

13)将来計画委員会報告

①第20期理事会において将来計画委員会提言の検討を行ってきたが、持ち回り審議の結果、本年9月14日付にて以下3点につき承認されたことが、杉本理事長より報告された。
●第20期将来計画委員会提言「年会の開催方針について」
●年会開催ルール細目
●研究発表に関する指針

②年会開催ルール細目8.「新学術領域等による協賛企画」項目の文言一部修正確認の件
 9月の持ち回り審議の際、理事のお一人より、●年会開催ルール細目案8.「新学術領域等による協賛企画」の項目に関して、「『新学術領域等』に関連学協会は含まれるのか」といった質問を受けていたことが報告された。執行部では、この項目は「新学術領域をはじめとする大型研究費関連」を対象としたものであり関連学協会は対象外であることを想定していたが、指摘いただいたとおり曖昧な表現となっていたため、本理事会において「関連学協会との共催・協賛企画は対象としない」旨の但し書きを付記する文面にて、最終確認が行われた。結果、提示資料のとおりに承認された。

③今年は非常に自然災害が多い年であったが、それに関連して、災害対応に関するルール(年会開催が危ぶまれる状況に直面した場合の緊急対応ルール)を●年会開催ルール細目に含めておくべきとの意見が多数の理事より提出された。討議の結果、細目9.として以下の条文を追加することとなった。

●年会開催ルール細目9. 災害対応
「不測かつ突発的な事由(地震を含む自然災害等)により年会開催が危ぶまれる状況に直面した場合には、当該年会長と執行部が協議してその対応を決定するものとする。」

以上により、確定した3点{●第20期将来計画委員会提言「年会の開催方針について」●年会開催ルール細目●研究発表に関する指針}は、本記録の最終頁に別掲とする。(2018年11月27日付にて学会HPで公表)
 

14)生命科学教育について
 胡桃坂仁志担当理事に代わり稲田庶務幹事より、配付資料に基づき、高校などへの2018年の講師派遣の状況、年会における高校生発表の状況(過去6回の実績と本年会の発表予定)について報告がなされた。今年は過去最高のポスター発表数(30演題)となっており、キャリアパス委員にディスカッサーとして協力してもらう予定である。理事各位においても積極的に参加いただきたい。
 また、生命科学教育事業の活動周知の1つとして、本年も夏に開催された『SSH生徒研究発表会』(神戸)に学会ブースを出展し、高校生や引率の先生に本学会の活動内容を紹介したことが報告された。
 関連して、出前授業の内容、高校側から提出されているアンケート結果内容、高校生の「生物学」への興味の度合い、等々について意見交換が行われた。
 

15)その他
 稲田庶務幹事より、第41回通常総会の議事進行と報告担当者の確認、さらに第8回富澤基金贈呈式の式次第の確認がなされた。
 

2.審議事項
 

1)平成30年度(2018年度)決算承認の件
 三浦正幸会計幹事より平成30年度活動計算書の収支について詳細説明がなされた。決算処理の結果、約855万円の黒字決算で終えることが出来た。黒字となったポイントは3つあり、1点は『Genes to Cells』の出版社からの総利益折半の精算が順調であったこと(精算時の為替レートが前年同様であったこと)、2点目は昨年のConBio2017(第40回年会)の決算が黒字であったこと、もう1点は国際会議支援の採択会議が1件(250万円)であったことがあげられる。会費収入については、納入率はほぼ前年並みであった(正会員会費の納入率92.4%、学生会員会費70.8%)。経常費用に関しては、事業費・内訳別収支について詳細説明がなされた。さらに富澤基金の決算について報告が行われた。本決算においては、消費税約150万円を納めており、税務処理については顧問契約を交わしている税務専門家の指示のもと、収益事業部分の法人確定申告を行った。
 本決算は10月26日に宮城秀敏公認会計士の監査を受け、さらに同年11月8日に岡田清孝監事、近藤寿人監事による会計監査を受け、配付資料のとおりの監査報告書が提示されている。
 続いて、岡田監事より11月8日に学会事務所において会計監査を実施し、監査報告書に記載したとおり、帳簿ならびに会計証憑類は正確に整えられており、各金融機関の通帳と残高証明書を確認し、同決算を認めたことが報告された。
 審議の結果、本決算は理事会で承認され、第41回通常総会に諮られることとなった。
 引き続き、杉本理事長よりConBio2017(第40回年会)の決算が黒字で終えられた理由につき補足説明がなされた。同合同大会における各種の新しい試みに対し、篠原彰年会長への謝辞が述べられた。なお、本学会の年会運営に際しては、収入の70%強を企業協賛費(展示、ランチョンセミナー、広告、日薬連からの寄付金)に依存しているが、今後も協賛関係収入は厳しい状況が続くことが予想される。次期理事会においても、さらなる工夫、アイディア等で財務状況の基盤継続に尽力いただきたい。
 

2)平成31年度(2019年度)活動予算書承認の件
 三浦会計幹事より、平成31年度活動予算書と同活動予算・事業費の内訳について説明が行われた。
 前年決算の実績をふまえて各科目を微調整している。年会会計が通常の単独開催会計に戻ったので、前年ConBio2017案分収支よりも予算規模が大きくなっている。第41回(2018年)年会収支試算が比較的順調であること、『Genes to Cells』出版収支は為替レートの予想が難しいため固めに計上し、最終的に来年度は法人として70万円の黒字予算を編成したことが説明された。
 審議の結果、同予算書は理事会で承認され、第41回通常総会に諮られることとなった。
 

3)第45回(2022年)年会長について
 杉本理事長より、第45回年会については、年会長を大阪大学大学院生命機能研究科・深川竜郎会員に依頼したいことが諮られ、承認された。
 続いて、深川氏(現20期庶務幹事)より鋭意準備にあたりたいとの挨拶がなされた。奇しくも本年4月、ファシリテーターとして参加した40周年記念対談において、恩師である石浜明名誉教授(記念対談・語り手)よりこれからの学会のあり方、年会のあり方について貴重なお話しをうかがったばかりのところであった。4年先の年会であるので、充分に時間をかけて企画準備に当たりたいとの表明がなされた。
 

4)Genes to Cells編集委員会 運営内規について
 昨年12月の20期第2回理事会において、岡田清孝、近藤寿人両監事より、『Genes to Cells』の規約(編集委員会・運営規程など)の整備について着手するよう依頼を受けていた。その件につき、西田編集長、編集幹事、編集室、学会事務局にて検討を行い、「Genes to Cells編集委員会 運営内規(案)」を作成した旨、上村編集幹事より報告された。
 審議の結果、提示資料のとおり承認された。


Genes to Cells編集委員会 運営内規

1.Genes to Cellsは、生命科学におけるあらゆる分野を対象とした日本発の国際誌として発刊された。本誌の刊行は日本分子生物学会の事業として支援されつつも、編集は学会から独立して行うものとする。

2.編集委員会は、創刊時より掲げてきた上記の運営方針を認識するとともに、本誌の位置付けを堅持すべく数年ごとに会合を開催することとする。
 また、編集委員より検討したい事案が提出されたときには、編集長は編集委員会を開催できるものとする。

3.編集長と編集委員の就任当初の任期は3年とし、特別な事由がある場合を除き自動的に継続されるものとする。

4.編集委員会の会合に出席する者に対しては、日本分子生物学会の旅費支給内規に準じ旅費を支給することができる。
 但し、年会の会期中(会期の前後の日を含む)に開かれる会合には、原則として旅費を支給しない。

5.そのほか、編集方針等については投稿規定によるものとする。
 

2018年11月27日第20期第3回理事会(第20期・第21期合同理事会)において、上記運営方針をGenes to Cells編集委員会運営内規と定める。


 

5)第21期理事会の体制、各幹事、各種委員会委員長・委員の委嘱について
 阿形第21期理事長より、役員・幹事・各委員会名簿(案)が配付され、調整中であるキャリアパス委員会構成を除いて、原案どおりに承認された。21期のキャリアパス委員会は12月中には決定できる予定である。21期執行部は実務を担当してもらっているすべての幹事と現在までに決定している2019年以降のすべての年会長に参画いただいた構成となっている。なお、執行部メンバーにすべての年会長に入ってもらったので、21期では集会幹事は設置しないこととした。
 続いて、阿形次期理事長より、学会の国際対応、特にアジアでの今後の国際戦略、について意見表明がなされた。学会のあり方、アジアにおける学会活動の方向性、等々について活発な意見交換がなされた。本件については、21期理事会にて継続して検討していきたい。
 

6)第21期監事候補の選任
 杉本第20期理事長から、第21期の監事候補として小安重夫会員、町田泰則会員が推薦され、承認された。監事については第41回通常総会で承認を得た後、正式選任となる。
 

7)第21期副理事長の選任
 稲田庶務幹事より副理事長選出に関する細則の説明がなされ、その後、21期出席理事により投票が行われ、副理事長として、佐々木裕之氏と塩見美喜子氏が選任された。
 

8)年会運営に際しての災害対応(損害保険加入)について
 今夏は、地震(大阪北部地震、北海道地震)や豪雨(西日本豪雨)、列島縦断の台風など自然災害が多く続き、第41回年会(石野年会長)の組織委員会において災害対応の必要性が議論された。年会事務局、学会事務局で情報収集に当たったところ、現在は「興行中止保険」(東京海上日動火災(株))といった損害保険商品があり、本学会の年会も加入できることが事務局(福田)より報告された。補填してもらいたい内容と金額、根拠となる費用の積算について、事務局と年会事務局(エー・イー企画)にて詳細な検証作業を行い、先ずは第41回年会予算をモデルとして、その収支試算結果を保険代理店に提出した。その結果、今年の横浜年会の現条件下での「興行中止保険案内(東京海上日動)」を入手し、同資料をもとに説明がなされた。
 どのタイミングで災害被害にあうか、開催中止に追い込まれる会期が何日あるか、等々の諸条件で学会が負担すべき経費も異なってくるが、今回の試算では以下のような金額となった。


■第41回年会収支概算での開催中止費用:最大補償額(学会が必要とする額)
⇒約5700万円(会期3日とも中止となった場合の不足額)

<2日中止となった場合は1580万円、いずれか1日中止となった場合は2860万円>
     ↓

上記最大5700万円を補填してもらうための保険料見積額は、約92万円であった。

【分子生物学会年会における興行中止保険の概要は以下のとおり】

(1)対象となる事故:不測かつ突発的な事由による開催中止(地震を含む自然災害).

(2)会期および前日の準備日いずれか一日でも中止となった場合は補償対象となる.

(3)災害が発生し、開催中止となった時点によって、どこまでの支出が免責となるのか、どこまでの委託業務(各種発注)の支払いを伴うのか、可能な限りの試算を含めた.

(4)開催中止となった場合、事前参加登録者(一般演題発表者)には参加費を返金することを想定(いわゆる善良なる管理者の注意を払っての会員対応を基本ポリシーとする).

(5)この保険はオーダーメイド保険であり、イベントごと、つまり毎年の年会ごとに収支明細を提出し契約を交わす必要がある(複数年契約による値引き交渉は保険会社に却下された).

(6)保険期間は1カ月:年会の会期最終日より1カ月を逆算.


 毎年の年会運営の災害リスク対応として、学会本部負担(保険料負担)による損害保険加入により、今後、年会を主催される年会長も安心して企画準備に当たることができると思われる。(*財務的な最終責任は、年会組織委員会ではなく法人としての学会理事会にある)
 検討の結果、学会として本損害保険に加入することを決定した。来年以降(2019福岡年会より)、毎年の年会ごとに契約を交わす必要があるが、契約準備(当該年会の収支試算を保険会社に提出し、保険料交渉を行う)、事務手続き・保険料支払いは学会事務局が担当する。なお、契約を正式に取り交わす前に、事務局は必ず、当該年会長と執行部の了承を得てから契約することが確認された。

 

9)その他
 最後に杉本理事長より退任の挨拶がなされた。20期執行部では過去10年くらいの各種のデータを見直し、客観的数値をもとに各種の資料提示をしてきたつもりである。前19期からの申し送り案件については、一定の方向性を示すことが出来たと考えている。本日の活発な議論を聞いていて、本学会がさらなる次のステージへ進んでいくことを強く感じた次第である。
 ご協力いただいた執行部・理事各位に感謝したい。
 

 上記、第20期・第21期 合同理事会の議決および確認事項を明確にするため、この議事録を作成し、議事録署名人はここに記名押印する。

2018年11月27日

特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第20期・第21期 合同理事会

議    長  杉 本 亜砂子

議事録署名人  後 藤 由季子

議事録署名人  原   英 二

 

別掲 資料3点:

●第20期将来計画委員会提言「年会の開催方針について」

●年会開催ルール細目

●研究発表に関する指針


特定非営利活動法人 日本分子生物学会

第20期将来計画委員会提言
「年会の開催方針について」

 本学会の目的は、広く一般市民に対し、分子生物学に関する研究・教育を推進するための学術研究及び普及啓発活動を行い、我が国におけるライフサイエンスの進歩に寄与することである。この目的を達成するため、年会の開催方針を以下とする。

1 学際的立場に立脚した生命科学研究の発表・議論の場を提供することを目指し、原則として、本学会が主体となって年会を開催する。

2 他学会との年会開催協力は今後も継続するが、その実施形態については、相手学会の規模や連携目的等に応じて柔軟に対応する。協賛や特定のセッションのみの合同開催等、従来の合同年会以外の実施形態についても検討する。

3 他学会から共同開催や協賛等の申し入れがあった場合は、執行部と年会長でそのメリット・デメリットについて学問的な側面のみならず、予算規模・事務局負担など運営上の問題についても検討した上で方針を決定し、理事会の承認を得るものとする。

4 年会で継続的に実施する事項については理事会で「年会開催ルール細目」を定める。

5 年会長は上記各項目をふまえつつ、自由な発想に基づいた年会運営を行う。

≪第20期将来計画委員会(執行部)≫
杉本亜砂子(理事長)、小林武彦(副理事長)、小安重夫(副理事長)、
稲田利文(理事/庶務幹事)、深川竜郎(庶務幹事)、塩見春彦(理事/広報幹事)

2018年9月14日
第20期理事会承認


年会開催ルール細目

年会の開催方針に関する第20期将来計画委員会提言に従い、以下の実施方針を定める。

1. 年会参加登録費
正会員の事前参加登録費は1万円以内とすることが望ましい。
学部学生の参加は無料とする。
 なお、無料参加の学部学生は協賛企業が行うランチョンセミナーには、原則、参加できないこととする(学会企画のランチョンセミナーは出席可)。

2. 英語化
シンポジウムとワークショップ全体の3分の1以上を、英語のセッションとすることが望ましい。要旨とスライドとポスターは英語とするが、発表は日本語でも可とする(タイトルは日本語を併記)。

3. 人材育成
シンポジウム・ワークショップオーガナイザーおよびスピーカーに若手研究者・女性研究者を積極的に含めることを推奨する。

4. プログラム集
プログラム集や要旨はオンラインで公開し、継続的にアーカイブする。プログラム集は冊子体としても配布する(発表者索引を含める)。

5. 若手研究者支援
海外若手研究者招聘企画は、年会予算を勘案した上で、原則実施するものとする。

6. 国際化促進
海外講演者招聘旅費援助は、年会予算を勘案した上で、原則実施するものとする。

7. 学会企画
キャリアパスセミナー(キャリアパス委員会企画)、研究倫理セミナー(研究倫理委員会企画)は、学会企画として毎年実施する。

8. 新学術領域等による協賛企画
新学術領域等の「冠」企画の実施も可能とする。実施する場合は協賛企画として公募をし、プログラムに協賛企画である旨を明記の上、協賛金を徴収する。班会議と同様の企画にならないように、領域外の講演者を必ず含めることとする。
 但し、関連学協会との共催・協賛企画は対象としない。

9. 災害対応
不測かつ突発的な事由(地震を含む自然災害等)により年会開催が危ぶまれる状況に直面した場合には、当該年会長と執行部が協議してその対応を決定するものとする。

本方針は、今後理事会において必要に応じて修正する。

≪第20期将来計画委員会(執行部)≫
杉本亜砂子(理事長)、小林武彦(副理事長)、小安重夫(副理事長)、
稲田利文(理事/庶務幹事)、深川竜郎(庶務幹事)、塩見春彦(理事/広報幹事)

2018年9月14日 第20期理事会承認
2018年11月27日 第20期・第21期合同理事会にて細目8.を一部修正、細目9.を追加.


研究発表に関する指針

本学会の重要な目的の一つは、未発表も含めた最新の研究成果を共有し活発な議論と情報交換を行うことである。この目的を達成するため、研究発表に関する以下の指針を定める。

1. 参加者間相互の信頼関係を著しく損なう、以下のような行為は禁止とする。

口頭発表会場とポスター会場で発表された生データを、発表者の承諾なしに写真撮影・ビデオ撮影・録音すること。
研究内容について、発表者の承諾なしにSNS等で第三者に公開すること。

2. 発表に際しては、研究の核心となる分子名、方法、理論、アイディアなどを伏せて発表することは、できるかぎり避ける。

3. 特許申請などに関わる情報の取り扱いは、発表者の自己責任とする。

2018年9月14日 制定
特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第20期理事会