特定非営利活動法人日本分子生物学会 平成21年度(第31回)通常総会記録

日 時: 平成20年12月10日(水)16:45~17:30
場 所: 神戸国際展示場 2号館3階 3A会議室(第26会場)
社員数(正会員+名誉会員): 10020名
出席者数: 5249名(本人出席66名、表決委任者5183名)

議事内容:

1. 岡田清孝理事長より開会の挨拶がなされた。
 

2. 定款第25条に基づき、岡田理事長より本総会議長として正井久雄会員が指名された。さらに定款第29条に基づき、議事録署名人として、小安重夫理事、白髭克彦理事が選任された。
 

3. 正井議長より、定款第26条(総会の定足数)に基づき、上記表決委任者(委任状)を含めて出席5249名となり、本総会は成立する旨報告された。
 

4. 経過報告(事業報告)
 

 1)理事長報告
 岡田理事長より第16期理事会の組織概要(理事、幹事、各種委員会)の報告がなされた。一昨日に開催された定例理事会にて、副理事長として、鍋島陽一理事、町田泰則理事が選任された。第16期理事会では、新しい委員会ならびにワーキンググループ(・Genes to Cells将来計画WG・学術事業企画委員会・将来計画検討委員会)を立ち上げ、様々な案件に対応していきたいとの説明がなされた。また、第15期理事会から継続して、今期も研究倫理委員会を継続設置し、研究倫理に関する諸問題に対応していきたいとの報告がなされた。
 
 12月8日開催の理事会において、第34回(2011年)年会については、学習院大学理学部・花岡文雄氏に年会長をお願いすることが決定した。第10回(2010年)春季シンポジウムについては、東北大学・大隅典子氏に世話人をお願いすることとなった旨、報告がなされた。
 

 2)編集『Genes to Cells』報告
 上村匡編集幹事より『Genes to Cells』の編集状況など以下3点につき報告がなされた。
 
・出版契約について
 『Genes to Cells』の出版元であるBlackwell PublishingがJohn Wiley & Sonsに吸収合併されたことに伴い、2年をかけて契約内容の抜本的な見直し、改定を進めてきたが、この11月にその最終版契約書が完成し、12月8日、岡田理事長、柳田充弘編集長が調印したとの報告がなされた。これにより機関誌発行に掛かる学会収支は大幅に改善される見込みである。
 
・Genes to Cells将来計画ワーキンググループの設置
 12月8日開催の理事会にて、今後のGTC誌の方向性、次期編集委員会(案)などに関して、詳細な検討を行うためのワーキンググループを設置していくことが決定された。
 
・今年はオンライン以降で、もっとも多い投稿数に近づいている状況にある。『Genes to Cells』をさらなる国際ジャーナルに育てるため、会員各位には積極的な投稿をお願いしたい。
 

 3)庶務報告
 石野史敏庶務幹事より以下3点につき報告が行われた。
  ・会員現況:〔2008年12月3日現在、名誉会員1名、正会員10019名、学生会員5245名、賛助会員35団体、総計15300〕
 
・本年10月、国際生物学オリンピック2009組織委員会(IBO2009つくば)より本学会あてに同オリンピック出題委員候補者の推薦依頼があり、学会として、専門・研究分野を考慮し、4名の本学会会員を推薦した。
 
・大学附置研「共同利用・共同研究拠点」要望書に係る、本学会の対応
 標記に関する経緯(本学会あてに相当数の施設より要望書の提出依頼が届いている)と理事会における検討結果(対応方法)につき詳細報告が行われた。本学会(理事会)としては次の基本方針を決定し、その審査業務については執行部(岡田理事長、鍋島副理事長、町田副理事長、石野庶務幹事)がその任にあたることとなった。
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○大学附置研「共同利用・共同研究拠点」要望書の提出依頼に係る、本学会の対応について
【審査の方針】
本学会と関連のある研究分野の施設からの協力依頼に対して、基本的にサポートしていくスタンスを取る.
【審査方法】
◎提出書類
研究所からは、以下2点の書類(原則として電子ファイル.郵送で届いた場合は電子データ再提出を依頼)を提出してもらう.
①研究所の方向性と実績が書かれた依頼書
(全国共同利用・共同研究拠点として、今後この分野においてどのような活動・貢献を果たされていくのか、また、研究所と分子生物学分野との関わりを明確に記載頂く.)
②日本分子生物学会からの提出を希望する要望書の原案(文案)
(文書の宛名は、当該研究所所長あて.学会からの発信名は理事長名.)
 

 4)第9回(2009年)春季シンポジウムについて
 中山建男世話人(宮崎大学)より、標記シンポジウム「分子生物学の新たな胎動」を2009年5月11日(月)~12日(火)、宮崎市(シーガイア ワールドコンベンションセンター・サミット)にて開催予定であることが報告された。前日の10日(日)には市民公開講座を開催する予定である。
 

5. 議 事
 

 1)平成20年度(2008年度)収支決算承認の件
 塩見春彦会計幹事より20年度決算の収支内容につき詳細報告が行われた。本決算については、本年10月24日、公認会計士 宮城秀敏氏の会計監査を受けた(独立監査人の監査報告書を参照)。その後、11月4日に鍋島陽一第15期監事の監査を受け、11月13日に大石道夫第15期監事の監査を終了したことが報告された。
 審議の結果、本決算は異議なく承認された。
 

 2)平成21年度(2009年度)収支予算ならびに事業計画承認の件
 塩見会計幹事より21年度の収支予算案、事業計画につき説明が行われた。
 審議の結果、同収支予算ならびに事業計画は異議なく承認された。
 

 3)第16期監事選任の件
 定款第14条に基づき、岡田理事長より第16期監事として小川智子会員、吉川寛会員が推薦され、承認(選任確認)された。
 

6. 小原雄治第32回年会長より、2009年の年会開催企画案につき報告がなされた。

・会期: 2009年12月9日(水)~12日(土)
・会場: パシフィコ横浜
・組織委員会:年会長 小原 雄治
副年会長荒木 弘之
幹 事小林 武彦、深川 竜郎
アドバイザー桂  勲
組織委員遺伝研を中心に静岡県の会員39名

   ポスター会場での発表/討論を重視し充実させたい。そのための工夫として、ディスカッサー配置による質疑・討論の時間を設ける等、様々な仕掛けを検討中である。また、ITを積極活用し、要旨集をオンライン化し、参加登録者はパスワード・IDを用いてWWW上で要旨等の前情報の閲覧・検索・ダウンロードが可能となるように、準備をすすめている旨説明がなされた。
 

7. 石野庶務幹事(谷口維紹第33回年会長代理)より第33回(2010年)年会につき報告がなされた。

・名称:第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会 合同大会
・略称:BMB2010(Biochemistry and Molecular Biology 2010)
・会期:2010年12月7日(火)~10日(金)の4日間
・会場:神戸ポートアイランド


 第33回日本分子生物学会年会は、第83回日本生化学会大会(田中啓二会頭)との合同大会として開催される。
 

8. 議長より閉会の挨拶があり、第31回総会が終了した。
 

上記、平成21年度通常総会の議決および確認事項を明確にするため、この議事録を作成し、議事録署名人はここに記名押印する。

平成20年12月10日

特定非営利活動法人 日本分子生物学会 平成21年度通常総会

議長岡 田 清 孝
議事録署名人小 安 重 夫
議事録署名人白 髭 克 彦