日本分子生物学会第11回春季シンポジウム「分子生物学の明日 ―金沢シンフォニー」を新緑の金沢で開催いたします。我が国のトップサイエンティストの方々にお集まりいただき、魅力あるセッションを組む予定です。場所は、世界に誇るプロ室内オーケストラ、オーケストラ・アンサンブル金沢の本拠地、石川県立音楽堂です。様々な分野の研究者が奏でるシンフォニーをお楽しみください。また、今回は、金沢大学がん研究所を母体とする金沢国際がん生物学シンポジウムを組み入れ、海外からの研究者をお招きし、International Sessionとしてがん生物学の話題を提供します(金沢大学との共催)。多くの学生やポスドクなど若手の方にご参加いただき、活発な議論のできるシンポジウムとなるよう企画しております。また、春季シンポジウムの一環として、市民公開講座も開催いたします。
詳細は2011年1月に開設予定の春季シンポジウム専用ホームページなどで随時ご案内いたします。ポスター発表の申し込みはお早めにお願いいたします。
会 期:2011年5月25日(水)~26日(木)
会 場:石川県立音楽堂(石川県金沢市)
参加費:無料
特別講演
長田 重一(京都大学大学院医学研究科・教授)
「細胞死から新しい発展をめざして」
鍋島 陽一((財)先端医療振興財団先端医療センター・センター長)
「Klothoによって紡がれた生命の糸を解きほぐす」
一般セッション
トピックス:免疫・アレルギー・炎症の分子生物学、時間生物学、メタボリック症候群の分子生物学、疼痛の分子機構、再生医学とエピジェネティクス
International Session : Biology of Cancer(金沢国際がん生物学シンポジウム)
日本を代表する若手研究者によるLeading Edgeセッション
ポスター発表(たくさんの演題をお待ちしています)
【市民公開講座】
「金沢21世紀美術館でサイエンス!」
金沢市の中心にあります金沢21世紀美術館で、理系進学を目指す高校生を対象に、分子生物学に関する講演会を行います。本美術館は、「建築界のノーベル賞」として知られるプリツカー賞を受賞した世界的建築家により設計され、金沢を代表する文化施設です。市民公開講座では、お二人の講師の方に、「分子生物学と美術・アート」を主題にお話いただきます。高校生にとって、身近なところから分子生物学の楽しさ、面白さを実感してもらい、本講座が将来の分子生物学を担う若者の育成に貢献することをねらいとします。
日 時:2011年4月24日(日)午後
会 場:金沢21世紀美術館 シアター21
定 員:150名
参加費:無料
講 演
小出 五郎(科学ジャーナリスト・元NHK解説委員)
「名画に見るこころとからだ ―科学者の目、芸術家の目―」
近藤 滋(大阪大学大学院生命機能研究科・教授)
「波が作る生物の模様と形 ―生物と数学の不思議な関係―」
日本分子生物学会 第11回春季シンポジウム
世話人 平尾 敦(金沢大学がん研究所)