理事長メッセージ/お見舞い

2011年3月16日

日本分子生物学会会員のみなさま

このたびの大地震で被災された皆様へ心からお見舞いを申しあげます。

地震直後から分子生物学会として何かできることはないか検討はしてきたのですが、その被害規模のあまりの大きさになすすべを失った状態でした。先日来いろいろなメーリングリストを通じて被災地の研究現場の状況明らかになってきました。仙台をはじめとする被災地の研究者からは、インフラ断絶の厳しい状況の中 で復興に向けてがんばっておられる声も届いております。逆にこちらが励まされるようで、何も支援できていないもどかしさを感じておりました。

一方で、まだ救助を待っておられる被災者も多数おられます。救助のための交通網の復旧が不十分な中では、現時点では動きようがない面がありますが、今後、分子生物学会として被災地の研究者の復興にできる限りの支援をしたいと考えています。いろいろな方策を検討中ですが、被災地の研究仲間にとって効果的な支 援ができればと思いますので、会員の皆様におかれましては、ご要望、アイディアをぜひお寄せいただければと思います。また今後のご協力もお願いいたします。

分子生物学会理事長・小原雄治

なお、今回の地震では首都圏が電力不足による計画停電の影響をもろに受けております。このために現在学会ホームページのサーバ(国立情報学研究所)が止 まっております。回復に向けた対応が進行中です。また、交通機関の混乱のために事務局メンバーの通勤に支障が出ており、対応の遅れがあるかもしれませんが どうかご容赦ください。