日 時:2018年10月31日(水)13:30~15:20
場 所:TKP品川カンファレンスセンター 8階8E
出席者:第20期
杉本亜砂子(第20期理事長)
第21期
阿形清和、荒木弘之、五十嵐和彦、稲田利文(20期庶務幹事兼)、上村 匡、大隅典子、菊池 章、木村 宏、倉永英里奈、胡桃坂仁志、小原雄治、斎藤通紀、佐谷秀行、中島欽一、中山敬一、原 英二、正井久雄、三浦正幸、本橋ほづみ 以上19名
委任状:石川冬木、一條秀憲、上田泰己、後藤由季子、近藤 滋、佐々木裕之、塩見美喜子、鍋島陽一、西田栄介、山本 卓、吉森 保 以上11名
事務局:福田 博(記録)、並木孝憲、山口恵子、金子香奈里
本会議成立について:
杉本亜砂子20期理事長より挨拶があり、次いで稲田利文21期理事(20期庶務幹事兼)より配付資料の確認がなされた。本会議開催の位置付け・成立につき、定款(抜粋)の説明が行われた。本会議は第21期理事会任期に入る前の準備会議ではあるが、その取り扱いは理事会に準ずることが確認された。議事進行については慣例に従い、杉本理事長と稲田庶務幹事が担当することとなった。
21期理事19名が出席し、委任状11名を受理しており、本会議は細則第4章第8条により成立する。
議事録署名人の選任について:
杉本理事長より、議事録署名人として上村匡21期理事と大隅典子21期理事が指名され、承認された。
議 事:
1.第21期理事長(任期:2019年1月より2年間)の選出
稲田庶務幹事より、フランクな意見交換をするために本学会に関係する一言、例えば学会事業のどのような業務に関わってきたか、分子生物学会への思いなどを副えて自己紹介をしてはどうかとの提案がなされ、出席者全員より自己紹介がなされた。
次いで、杉本理事長より第20期理事会で取り組んだ主な活動4点について説明がなされた。下記(1)(2)は、前期19期理事会からの申し送り案件であったが20期理事会にて一定の方向性を示すことが出来たと考えている。
(1)国際対応
20期国際化対応ワーキンググループおよび20期将来計画委員会にて『答申』をまとめた。本答申は2017年12月5日開催の理事会で承認され、学会HPで公開しているので参照されたい。
https://www.mbsj.jp/admins/future/20ki_kokusaikaWG.html
(2)年会開催形式
20期執行部および理事会にて1年以上の時間をかけて検討してきた案件である。理事会持ち回り審議の結果、本年9月14日付にて将来計画委員会提言「年会の開催方針について」、年会開催ルール細目、研究発表に関する指針、以上の3点が承認された。研究発表指針については41回年会に合わせ、すでに年会HP、学会HPで公開している。なお、年会開催ルール細目8.に一部文言追加修正があり、11月27日開催の合同理事会にて最終確認を行った後、すべての提言資料を公開する予定である。
今回承認された「年会の開催方針」は、各年会長の自由な発想に基づいた年会企画を理事会が全面的にバックアップする体制を構築することを意図したものであることが説明された。年会長と理事会との協力体制のもとで、今まで以上に活気のある年会が開催されることを期待している。
(3)学会創立40周年記念対談
1978年12月に発足した本学会は、2018年に学会創立40周年を迎えた。20期執行部では記念事業として、本学会ならびに我が国の分子生物学草創期からの歴史に詳しい先生方に語り手となって頂き、専門分野が近いお弟子さんとの記念対談を企画・実施した。各対談には執行部から1名がファシリテーターとして参画しており、このたび対談6セッションすべてが終了し、会報掲載、学会HP公開も完了している。ぜひご覧いただきたい。
https://www.mbsj.jp/about-mbsj/40anniv_taidan.html
(4)日本生態学会との連携について
昨年12月の持ち回り審議を経て、分子生物学会と日本生態学会は、両学会会員の交流と将来の共同研究推進のため連携することになったことが報告された。2018年1月締結から2020年3月までの期間で、学会連携の覚書を交わしている。CRISPR/Cas9などにより非モデル生物の遺伝子操作が可能となりつつあること、生態学分野においても分子生物学的手法が用いられる機会が増加していることなどから、両学会の人材交流により新たな研究分野の創出につながることを期待している。
生態学会会員(正会員、学生会員)の方は分子生物学会の第41回年会(2018年11月・横浜)、第42回年会(2019年12月・福岡)に分子生物学会会員と同じ資格・参加費で参加することができる。第41回横浜年会にて合同企画ワークショップ・フォーラムが開催されるので、ぜひ参加されたい。
https://www.mbsj.jp/about-mbsj/seitaigakkai.html
杉本理事長からの報告に対し出席者よりいくつかの質問が出され、特に上記(2)に関係して活発な意見交換が行われた。
引き続き、自薦・他薦の自由討論に入り、候補としてあがった方々から、本学会の気風や理念をどのように考えておられるか、日本の生命科学全般と国際情勢についてどのような考えを持たれているかが表明され、学会のあり方、自由闊達な年会のあり方、若い人へのアピール等々活発な意見交換がなされた。
事務局より理事長選出に関する細則(第2章第3条)の説明が行われ、再度、意見交換が行われた。21期理事により投票が行われ、第21期理事長として阿形清和氏が選出された。
2.第21期副理事長の件
事務局より細則第4条(副理事長の設置)の説明がなされた。本件については、阿形次期理事長の要望に従い、次回の定例理事会(11/27開催予定、20期21期合同理事会)で選出することとなった。
3.その他
i 阿形次期理事長より挨拶があり、若い人たちへのアプローチ、本学会をさらに魅力的なものにしていくための取り組みなど、抱負が述べられた。理事各位のご協力をお願いしたいとのご依頼があった。
ii 出席理事より、以下の意見が提出された。
✓ 重要な案件を検討する場合、理事長任期が2年というのは短いのではないか、例えば、新旧理事長の引継を兼ねて一定期間は役員重複の時期があるとよいのではないか、21期理事会にて今後の議論の状況をみて、法人定款・役員項目の見直しも検討されたい。
✓ 学会の名称がこのままでよいのか。学問の変遷に即した変更も考えてもいいのではないか。
iii オンライン「Zoom会議」システムについて
本年4月、執行部にていくつかの関連学会が使用している会議システム「Zoom」を導入したことが杉本理事長より報告された。執行部会議、各種委員会の人数であると使い勝手がよい。緊急の場合は理事会人数でも運用可能である。音声・画像が比較的安定しており、セキュリティ面についても、通信は SSLで暗号化され、会議で使用するURLは1回限りの使い捨てであるなど、信頼性が高いといえる。管理画面など学会事務局が担当しているので、使用されたい場合は事務局まで申し出てほしい。
上記、第21期新理事会準備会議の議決および確認事項を明確にするため、この議事録を作成し、議事録署名人はここに記名押印する。
2018年10月31日
特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第21期新理事会準備会議
議 長 杉 本 亜砂子
議事録署名人 上 村 匡
議事録署名人 大 隅 典 子