日 時:2020年10月30日(金)17:00~19:00
場 所:オンライン開催(Zoom)
出席者:第21期
阿形清和(第21期理事長)、木村 宏(庶務幹事/第21期理事)
第22期
一條秀憲、上村 匡、粂 昭苑、倉永英里奈、見學美根子、小林武彦、小安重夫、近藤 滋、斉藤典子、斎藤通紀、佐々木裕之、佐谷秀行、塩見春彦、塩見美喜子、白髭克彦、杉本亜砂子、田中啓二、泊 幸秀、中川真一、中山潤一、仁科博史、丹羽隆介、原 英二、東山哲也、深川竜郎、水島 昇、本橋ほづみ、吉村昭彦 以上28名
欠席者:吉田 稔、吉森 保(委任状) 以上2名
事務局:福田 博、並木孝憲、金子香奈里、山口恵子(記録)
本会議成立について:
阿形清和21期理事長より挨拶があり、次いで木村宏21期庶務幹事より本会議開催の位置付け・成立につき説明が行われた。本会議は第22期理事会任期に入る前の準備会議ではあるが、その取り扱いは理事会に準ずることが確認された。議事進行については慣例に従い、阿形理事長と木村庶務幹事が担当することとなった。
22期理事28名が出席し、委任状1名を受理しており、本会議は細則第4章第8条により成立する。
議事録署名人の選任について:
阿形理事長より、議事録署名人として斉藤典子22期理事と泊幸秀22期理事が指名され、承認された。
議 事:
1.第22期理事長(任期:2021年1月より2年間)の選出
木村庶務幹事より、フランクな意見交換をするために本学会に関係する一言、例えば学会事業のどのような業務に関わってきたか、分子生物学会への思いなどを副えて自己紹介をしてはどうかとの提案がなされ、出席者全員より自己紹介がなされた。
次いで、阿形理事長より第21期理事会で課題となり取り組んでいる主な案件3点について報告があった。
(1)年会の開催形式について
コロナ禍の影響を受けたこともあり第43回年会は完全オンライン開催(MBSJ2020 Online/上村匡年会長)となった。来年以降の年会の開催形式については、今年の年会開催後に実施予定の年会アンケートで得られる会員の感想や意見を参考にしながら、各年会長および年会組織委員会にて検討、対応に当たっていただくことになる。パンデミックのなか、22期理事会のご協力をお願いしたい。
(2)年会国際化5カ年計画
第20期では“step-by-step”の緩やかな国際化を目指し活動してきた。阿形理事長の発案である「年会国際化5カ年計画」として、初年度であった2019年の福岡年会では佐々木裕之年会長の尽力により「T字型」プログラム編成を行った(会期中常に英語のセッションが走るようにし、また会期2日目は一日中英語セッションを集めた日とした)。2年目の現在は、2019福岡年会へ視察に訪れたKSMCB(The Korean Society for Molecular and Cellular Biology)からの招待を受けてオンライン学術集会に本学会執行部から阿形理事長を含む3名が参加し相互理解を深めたほか、MBSJ2020 OnlineではEMBO(The European Molecular Biology Organization)とのコラボレーション企画が実施される予定である。3年目の2021横浜年会(塩見美喜子年会長)では「T字型」プログラム編成を踏襲する予定とし、4年目の2022幕張年会(深川竜郎年会長)ではASCB(The American Society for Cell Biology)との連携企画が進みつつある(5年目はこれらの取り組みを国際化担当幹事として情報共有する林茂生年会長により2023神戸年会が開催される)。5年後に、改めて学会として年会の国際化のあり方について検討を行ってほしいと考えている。
(3)学術コミュニティのあり方
このたびの日本学術会議の会員任命問題を受けて、本学会は生物科学学会連合(生科連)の声明に加盟学会として賛同した(なお声明が発表された前後、世間では「政府が理由を付さずに学術会議会員による決定に介入し、一部会員の任命を拒否した」という問題と「日本学術会議の在り方そのものに関する問題」の2点が混同したままに議論されていたが、生科連の声明はあくまで前者を意識したものとして受け止め賛同するに至った)。今後、研究者の意見を吸い上げるボトムアップのシステムをどのようにしていくのか、学術コミュニティのあり方についての議論を、22期理事会に引き継ぐこととなる。
阿形理事長からの報告を受けて自由討論に入り、学会のあり方、年会のあり方等々活発な意見交換がなされた。続いて、他薦により候補としてあがった方々からの意見表明がなされた。
事務局より理事長選出に関する細則(第2章第3条)の説明が行われ、Zoomの投票機能を用いて22期理事により投票が行われた。投票の結果、第22期理事長として白髭克彦氏が選出された。
2.第22期副理事長の件
事務局より細則第4条(副理事長の設置)の説明がなされた。本件については、白髭次期理事長の要望に従い、次回の定例理事会(11/30開催予定、21期22期合同理事会)で選出することとなった。
3.その他
白髭次期理事長より挨拶があり、阿形理事長による第21期理事会の活動方針の路線を引き継ぎつつ、情報発信に努めると同時に、政治・社会と科学のあり方について振り返って考える必要があるとの見解が述べられた。
上記、第22期新理事会準備会議の議決および確認事項を明確にするため、この議事録を作成し、議事録署名人はここに記名押印する。
2020年10月30日
特定非営利活動法人 日本分子生物学会 第22期新理事会準備会議
議 長 阿 形 清 和
議事録署名人 斉 藤 典 子
議事録署名人 泊 幸 秀