日 時:2006年12月7日(木)12:00~13:00
場 所:名古屋国際会議場(A会場)
議事内容:
1.開会の会長挨拶の後、総会議長として黒岩 厚氏を選出した。
2.議長より、647通の委任状を含めて総会の成立していることが報告された。
3.経過報告
1)会長報告
花岡会長より、今年は第29回年会がIUBMB2006(京都)となったことから、この時期に2006フォーラム「分子生物学の未来」を開催したこと、本年9月に独立した学会事務局を開設したこと、ならびに男女共同参画委員会の活動状況につき報告がなされた。
今後早急に取り組むべき懸案として、研究倫理、論文不正調査などの問題があり、2006年12月5日の評議員会において研究倫理委員会を発足した旨報告された。
また、第32回(2009年)年会については、一昨日開催の評議員会において、国立遺伝学研究所所長 小原雄治氏に年会長をお願いすることが決定した。
2)編集(Genes to Cells)報告
上村編集幹事よりGenes to Cellsの刊行状況ならびにオンライン・アクセス不具合問題につき、その経緯の詳細説明がなされた。今後、柳田編集長、花岡会長と協議のうえ、出版社との契約内容の見直しを検討していく予定であるとの報告がなされた。
3)庶務報告
永田庶務幹事より会員現況についての報告がなされた。〔2006年12月6日現在、正会員9729名、学生会員5447名、海外会員270名、名誉会員3名、賛助会員40団体〕
また、本年11月に第15期評議員(理事)選挙が実施され、11月29日、筑波大学において選挙管理委員会により開票作業が行われた。選挙結果については、次号会報2月号(86号)に掲載予定である。
平成18年度三菱化学奨励賞については、先ほど行われた、授賞式・受賞記念講演の通りである。
4)2007年春季シンポジウムについて
永田庶務幹事(塩見世話人代理)より、標記シンポジウムは2007年4月23日~24日、兵庫県立淡路夢舞台国際会議場にて開催予定であることが報告された。
4.議 題
1)前年度会計収支決算承認の件
菅澤会計幹事より2005年度会計収支決算書につき説明がなされ、異議なく承認された。
2)特定非営利活動法人(NPO法人)設立の件
花岡会長より、この1年の法人化に向けての経緯につき詳細報告がなされた。一昨日12月5日(火)の定例評議員会終了後、本会議場において、特定非営利活動法人日本分子生物学会の設立総会を開催し、法人設立の意思決定確認がなされたことが報告された。
法人の種類等に関しての質疑応答が行われた後、特定非営利活動法人設立が諮られ、異議なく承認された。
3)会則改正(法人定款へ移行)の件
配布資料に基づき、花岡会長より法人定款の詳細説明が行われた。
今後の予定は、2007年1月に東京都へ法人申請を行い、法人認証は2007年5月頃、2007年6月頃に法務局への設立登記を予定している。正式な法人設立日(登記完了日)をもって、任意団体会則から法人定款に切り替わる予定であることの報告がなされた。
以上の説明の後、会則改正(法人定款へ移行)の件は、異議なく承認された。
4)会費改定および会計年度変更の件
第14期評議員会(6月開催の臨時評議員会、12月5日開催の定例評議員会)では、学会法人化ならびに学会事務局開設に伴う2006年度~2008年度の収支を、法人会計に準拠した科目にて試算検討してきた旨、菅澤会計幹事より報告がなされた。その検討の結果、正会員、賛助会員各位においては、2007年度より以下の会費改定を認めて頂きたいとの説明がなされた。
出席会員からの質疑応答が行われた後、会費改定について承認された。
『2007年度からの会費改定』
正会員会費:4,500円 → 6,500円 (海外在住会員も同様)
賛助会員会費1口:30,000円 → 40,000円
(※学生会員会費3,000円と、正会員、学生会員それぞれの入会金1,000円は据え置き)
法人になった場合には、事業年度(会計年度)終了後、3カ月以内に、収支決算書、財務諸表、事業報告書を公的に提出しなければならず、総会開催日(定款上、承認すべき事項がある)との兼ね合いもあり、会計年度変更が必要となる旨、菅澤会計幹事より報告された。
出席会員からの質疑応答が行われた後、会計年度変更の件は異議なく承認された。
会計年度(事業年度):4月~3月 → 10月~9月
移行期においては、会計年度は次の通りとなる。
※ 2006年度会計 → 2006年4月1日~2007年3月31日
※ 2007年度会計 → 2007年4月1日~2007年9月30日
※ 2008年度会計 → 2007年10月1日~2008年9月30日
5)平成19年度(2007年度)ならびに平成20年度(2008年度)収支予算承認の件
菅澤会計幹事より、今年は法人申請との兼ね合いもあり、次年度ならびに次々年度の計2年分の予算を編成する必要があるとの説明がなされた。同予算資料の詳細説明の後、同予算は異議なく承認された。
5.町田泰則2006フォ-ラム組織委員代表の挨拶があり、フォーラムは順調に運営されているとの説明がなされた。
6.山梨集会幹事(山本 雅第30回年会長代理)より、第30回年会は生化学会との合同大会で、2007年12月11日(火)~15日(土)の日程で、パシフィコ横浜にて開催予定であることが報告された。
7.花岡会長(長田重一第31回年会長代理)より、第31回年会は生化学会との合同大会で、2008年12月9日(火)~13日(土)の日程で、神戸ポ-トアイランドにて開催予定であることが報告された。
8.議長より閉会の挨拶があり、総会が終了した。