2024年1月
日本分子生物学会では、昨年に続き、2025年(2025年1月~12月)に開催計画のある国際会議に対して支援事業(開催補助金の助成)を行いますので、ここにお知らせいたします。
分子生物学の黎明期には先鋭的な少人数の若手研究者による会議から革新的な発見と数多くの新分野が誕生しました。科学研究におけるグローバル化とインターネットにおける情報共有が急速に進む現代においても、国際会議において研究者が率直に意見交換を行い相互の理解と信頼関係を深めることはますます重要になっています。質の高い国際会議を日本において開催することは日本発のオリジナルな研究を国際的にアピールし、国際的なリーダーシップを担うために重要です。また、若い時から最新の研究と真摯な議論に接することは研究者育成の要の1つと考えられます。本支援は、日本とアジア発の国際会議を育て、我が国の研究を世界に向けて発信する場を設けることを目的として立ち上げられました。
本国際会議支援(開催補助金の助成)を希望される方は、下記の要項に従って、奮ってご応募ください。
特定非営利活動法人 日本分子生物学会
理事長 後藤由季子
国際会議支援・選考委員会委員長 小林 武彦
1. テーマ:分子生物学に関連した分野において活力の高い議論が期待できるもの。新分野を探索する独自性の高い、萌芽的なテーマも考慮する。
2. 開催規模:参加人数は50名以上400名程度までとし、そのうち外国からの参加者が少なくとも20%程度いること、さらに口頭発表者の中で外国人が3割以上を占めることが望ましい。
3. 開催の形式:
1)主催者あるいは共同主催者が分子生物学会会員を3年以上つとめていること。教育・研究機関の主催、研究費主催のものは除きます。(組織委員(国内)については、できるだけ本学会への入会を推奨します)
2)共催:他の団体との共催は可とするが、その場合、参加費に関して分子生物学会会員価格(特に学生会員を考慮されたい)が設定されていることが望ましい。
3)オンライン開催形式も助成対象とします。
4. 留意事項:
1)できる限り、国内の若手研究者の口頭発表の機会を作ることが望ましい。
2)支援が決定した後は、主催者は各種の報告書・広報ポスター・国際会議HP等に本学会からの支援を受けて開催されることを、表示する義務を負うものとします。
3)採択された場合には、会議終了後、開催責任者にミーティングレポートを執筆いただきます。学会誌「Genes to Cells」に掲載しますことをご了解ください。
4)会議開催に際して、分子生物学会が契約している支援システム(JTB 西日本MICE事業部による国際会議トータル支援システム)を利用することも可能です。業務委託の内容により費用が変わってきますのであらかじめご確認ください。
5)残金が出た場合、補助金の返還を求めることがあります。
援助する金額は、一件あたり100万円~200万円。年間2~4件程度。開催形式(オンサイトorオンライン)、開催期間・参加予定人数によって金額の変動あり。学術振興会の国際会議等の大型支援を助成された場合は多少の減額あり。
(補助金の使用用途は限定せず自由度を持つものとします。他経費で補えないものが望ましい。ただし国際会議終了後、本学会への会計報告(収支決算書概要)提出の義務を有します。また、分子生物学会から支援を受けたことを、HP、要旨集などに明記いただきます。)
申請書はここからダウンロードして使用してください。
所定の申請書に、国際会議の目的、形態、予定講演者、おおよその予算規模と使用用途等を記載し、電子データで学会へ提出してください。
〒102-0072 千代田区飯田橋2-11-5 人材開発ビル4階
日本分子生物学会 国際会議支援・選考委員会 御中
TEL:03-3556-9600
E-mail:info@mbsj.jp
2024年3月29日(金)(必着)
○2024年3月29日:応募締切
○2024年4月~5月:選考
○2024年6月:補助金の交付(予定)
国際会議支援・選考委員会が選考に当たり、理事長承認のもとに決定します。
第23期 国際会議支援・選考委員会
小林武彦(委員長)、高橋淑子、中西 真、中山敬一、仁科博史